☆ 思いやり ☆ 優しさ ☆ 感謝 ☆ ============
「志通信」メールマガジン 2010.6 VOL.110
========================= Good Communication♪
■伊那経営フォーラム2010
伊那フォーラムは、
2007年に初めて参加し、
今回は、3年ぶり2度目...♪
前日は、
広島で腰塚勇人さんの
講演会があったので、
一緒に移動して名古屋に前泊。
翌朝は、
名古屋から「しなの」に乗って、
中央本線〜飯田線と乗り継ぎ、
山の緑や渓谷を眺めながら
お昼前に伊那に到着。
「みんなの幸せがまちを元気にする」
というテーマで行われた
伊那フォーラムの講師陣は、
1.日本理化学工業の大山泰弘会長
(ようやくお話を伺うことが...!)
2.伊那食品工業の塚越寛会長 (重鎮!)
3.大久保寛治さん(師匠!)
4.鬼澤慎人さん (兄貴!)
という素晴らしい面々。
今号では、初めて伺った
大山会長のお話を
レポートいたします。
■働く幸せ
日本理化学工業さんが
障がい者雇用を始められたのは、
昭和34年に養護学校の先生から
障がい者2名の採用を
依頼されたのが
きっかけだったそうです。
この時、大山会長は
このお二人を、
一生幸せにしてあげる自信がなくて、
2度ほど断られたそうですが、
最後に先生から
「採用はあきらめますが、
就職ができないと、この子達は
施設に入ることになります。
そうなると
一生働くことはできないので、
数日で結構ですので、
就労体験をさせてもらえませんか?」
とお願いされ、
「それなら」
と了解されたそうです。
そして、
2週間の実習を終える日。
一人の社員がやってきて
「あの子たちを
雇ってあげてください。
私たちが面倒を見ますから...
これは、私一人ではなく、
現場全員の意見です。」
と言われたそうです。
この言葉で
大山会長は腹を決めて、
障がい者雇用が
スタートしたとのこと。
その後、大山会長は
障がい者雇用の先駆者として、
様々な困難や課題を
工夫と創造によって
乗り越えて来られたのですが、
そんなある日、
近くの小学生が
社会見学にやって来て、
小学校5年生の少年が、
大山会長に、
「天の神様は、
どんな人にも人の役に立つように
才能を与えてくださっているんですね。
僕も人の役に立つよう頑張ります。」
という感想を伝えてくれたそうです。
大山会長は、この言葉で
益々スイッチが入ったそうで、
今でも心に刻み込まれているとのこと。
「幸せとは、人の役に立つこと」
「そして、
それをできるようにすることが、
私たち大人の責任。」
こんな話をされる
大山会長が、
講演の冒頭に
紹介されていたのが、
とある法要の席で、
禅寺のお坊さんから
教えていただいたという
お話だったのですが、
それが、日本理化学工業さんの
入口の銘版にも
刻み込んであるそうです。
「働く幸せ」
導師は、人間の究極の幸せは、
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立てること、
人から必要とされること
の四つと言われた。
働くことによって
愛以外の三つの幸せは
得られるのだ。
私は、その愛までも
得られると思う。
(大山泰弘)
2009年には、
渋沢栄一賞を受賞された大山会長。
深い優しさが滲み出ている方でした。
■集う
この翌日には、
鬼澤さんのコーディネートで、
バグジーの久保社長&和田さん、
伊那食品工業の社員さんお二人、
菓匠Shimizuの社員さん、
そして、
大久保寛司師匠による
パネルディスカッションもあり、
学びの多い二日間でした。
決して便利とは言えない
長野県伊那市に、
全国からたくさんの方が集って
このようなフォーラムが
開催されるというのは、
素晴らしいことです。
関係者の皆さんの
熱意と行動に感謝!
地方の時代と言われる今、
広島も盛り上げていくぞ〜!
(追伸)
腰ちゃん共々、
いろいろとお世話になった
K辻ご夫婦。
ありがとうございました〜(*^_^*)
■編集後記
先日は、進之助の参観日。
私は出張で行けなかったので、
かみさんに様子を聞いてみると、
この日の国語の授業は、
身体についてのお勉強。
(ちなみに今、小学校二年生です)
先生がかかとの上を指さして
「さて、ここは何でしょうか?」
と質問すると、みんなの答えは
「つまさき」
「かかと」
微妙にわからない様子…
進之助は思いっきり手を挙げて、
「アキレス腱!」
と答えて大正解!
(やるネ!)
その後、先生から
「胸を張るというのは、
どういうことでしょうか?」
という質問があった時は、
真っ先に手を挙げて、
「 春日!」
と答えて
一同大爆笑だったとのこと。
(やるな〜!!)
学校では、どちらかと言うと
大人しい存在かと思っていたら、
結構、積極的に
なってきたようです...♪
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