☆ 思いやり ☆ 優しさ ☆ 感謝 ☆ ==============
「志通信」メールマガジン 2012.2 VOL.130
========================= Good Communication♪
■ステキなお手紙
植松電機の植松努専務から
届けていただいた
ステキなお手紙を紹介します♪
(こちらがそのお手紙です ↓)
植松 努様
私は、ロケット教室に
強風で二度来ていただいた
○○県△△市の小学校の卒業生で、
当時、児童会長をしておりました
○○と申します。
今は、○○中学校の3年生で、
春から○○県立△△高等学校に
進学することに決まりました。
厳しい寒さが続いていますが
お元気でいらっしゃいますか。
遅ればせながら、
マンガの『植松電機1』を本日入手し、
早速読ませていただいて
大変驚きました。
物語の最後の方に出てくる
小学五年生の女の子の感想文に
見覚えがありまして
何度も何度も読み返してしまいました。
それは、幼き日の私が書いた
心からの気持ちでした。
私は今まで、あの時の志を、
「誰かの為に一生懸命になって
その人のことを、幸せにしたい!
笑顔にしたい!」
という夢を
ずっと忘れずに過ごしてきました。
そうすることが出来たのは、
本当に植松先生のおかげなんです。
「その夢を実現させるために、
今の自分にできることはなんだろう」
毎日そう考えながら、過ごしてきました。
時に、その夢を実現させることは
不可能なんじゃないかと
くじけそうになりました。
自分を見失いそうになって
迷うこともありました。
でも、私は一度も、
あきらめてしまおうとは思いませんでした。
それは、植松先生が
あきらめないことの大切さを
私に教えてくださったからです。
「だったらこうしてみたら?」
という魔法の言葉を
私に教えてくださったからです。
私は、小学校に引き続き生徒会に入り、
生徒会長として一年間、
行事の運営などを中心に
働かせていただきました。
そこで、こんなことがありました。
私たちの中学校では、
毎年「新入生歓迎会」というものがありまして、
生徒会が、部活動の紹介を中心に
学校のことを紹介していました。
そこでの、毎年恒例のメインイベントが
部活動による実演説明でした。
毎年、迫力のある実演に
部活動の様子が良くわかると評判で、
私たちも、先輩方のその姿に憧れて
入部する部活動を決めました。
しかし、今年は時間割の都合上、
例年二時間取れるところが
一時間しか時間が取れず、
とても実演をやる時間は
取れそうにありませんでした。
先生も、他の生徒会役員も
どうすることもできず、
口頭の説明だけで終わらせようという方向に
話は進んでいきました。
私は、何も言うことができませんでした。
でも、このままでは悔しいと思いました。
まだ何か出来るんじゃないか…
そう思いました。
そこで私の頭に浮かんだのが、
植松先生が言ってくださった
「だったらこうしてみたら?」
という言葉でした。
気付いたら私は
「ちょっと待って。何か手はないかな?
あきらめるのはまだ早い気がする。」
そんなことを言っていました。
すると、他の生徒会役員も
先生も同じ気持ちだったようで、
もう一度考え直すことになりました。
結局、生徒会役員の一人が
「だったら、各部活のビデオを撮って
それを放送したらどうかな?」
と、提案してくれて、
それから協力して
全ての部活の活動をビデオに収め、
口頭の解説と共に放送することに
成功しました。
後日、生徒会に寄せられた感想文に
こんなことが書いてありました。
「普段の活動の様子が見られて、よかったです。
大変だったと思いますが、
ビデオとってくれてありがとうございました。」
それを見て私たちは、自然に笑顔になりました。
口には出さなかったけれど、
きっとみんな思ったことは同じでした。
「あきらめなくてよかった」
私はこれからも、あの日の夢を、志を忘れずに
一日一日、今できる精一杯の努力をしていきます。
何があっても絶対にあきらめません。
煮詰まってしまった時には、
魔法の言葉を必ず思い出します。
「だったらこうしてみたら?」
その言葉は私に、
一歩を踏み出す勇気をくれるからです。
そして、これから様々な経験をして
周りにいる多くの人が笑顔になれる、
たくさんの子供に希望を与えられる、
そんな大人になれるように
努力していきたいと思っています。
■本望です
植松さんと出会い、
その想いを伝えたいと願って
感コミ「植松電機1」の
取材が始まりました。
北海道赤平市の植松電機さんに何度か伺い、
東京や北海道、岡山の講演会や
北海道大樹町での打ち上げに参加し、
お忙しい植松さんにご協力いただいて
次第にシナリオが固まってきました。
確か、北海道帯広市で
漫画家の西原大太郎さんと3人で
打ち合わせをしていた時、
植松さんがカバンから
出してこられたのが
この作文でした ↓
http://www.kokorozashi.co.jp/kokorobn/kokorozashi93.html
そして、数年が経過した先日、
ステキなお手紙が届いたのです。
嬉しくて涙が出ました。
植松さんも涙が止まらなかったそうです。
「人と出会い、
人を励まし、
人に励まされる」
感謝です。
■編集後記
今度高校生になる○○さん。
どこかでお会いできることを
楽しみにしていますネ♪
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