☆ 幸せの方程式=笑い×夢・目標×思いやり・優しさ×感謝 ☆


 「志通信」メールマガジン 2014.11 VOL.142

  〜  Good Communication♪ 〜


☆ 結果の方程式=才能×努力×思考+応援・協力 ☆




■地域の星


とあるご縁がつながってお会いしたSさん。


お話している間

ずーっとニコニコされている

元高校教師のこの方は、

最初は学校の用務員として

勤務されていたそうですが、

生徒さんと触れ合う内に

先生になって生徒と関わりたいと思い、

それから猛勉強して試験に合格し

その夢を叶えられたそうです。


周辺情報によると

生徒の成長を心から願う

温かみのある指導が評判で、

退職された今も

慕われている生徒さんや

親御さんは数知れず...


この方のお名前が話題に上がると

様々なエピソードが

とめどなく溢れてくるそうです。



仕事以外では、地域の活性化に尽力され

関わられている各種のイベントは、

今でも着実に広がりをみせているとのこと。


この方が一声掛けると、

すぐに数百名の方が集まるそうなのですが、

それは長年、利他の精神で

取り組まれている姿を見て

「あの人がやるのなら...」と

協力を惜しまれないそうなのです。



定年を迎えて手にされた退職金は

「公務員として地域にお世話になって

 いただいたものなので...」

とその一部を自分の名前が出ないようにして

さりげなく地域の将来のために

使われています。



もちろん、この方ご自身が

このようなお話をされることは

一切ないのですが、周辺の方から

「こんな素晴らしいことをされているんです」

と教えていただきました。



失礼ながら、Sさんの見た目は、

ごく普通の気のイイおじさんなのですが、

やっていることは

めちゃくちゃカッコイイのです。


Sさんを支えておられる

奥さまにもお会いしたのですが

これまた、笑顔+優しさで

もてなしていただきました♪



Sさんに関しては

お名前を公表するのは避けたいと思いますし、

ここには書けない、そして書ききれない

ステキなお話が沢山あるのですが、

それはみなさんに直接お会いした時に...(^^)



ステキな生き様を教えていただけた

貴重な出会いに感謝です。




■ある暑い日に...


昔、暑い日に、ある男が

通り掛かりのお寺でお茶を所望した。


それに対応した13歳の少年は、

汗をかいたその男の様子を見て

ぬるいお茶を八分ほど入れた大きな茶碗を

急いで持ってきた。


これを一気に飲み干すと

その少年は、普通の茶碗に

前よりも少し熱いお茶を

半分ほど入れて持ってきた。


その男が、

試しに「もう一杯」と所望すると

小さな茶碗に熱いお茶を入れ

静かに持ってきた。


とびっきりの銘茶だった。



お茶を所望した男は、秀吉。

お茶を出した少年は、佐吉=石田三成。



相手の様子を見て、

お茶の温度、量、出すスピードを変えた佐吉。


それをちゃんと汲み取っていた秀吉。



秀吉は、すぐに佐吉を

家来にもらいうけたとのこと。


草履を温めていた秀吉だからこそ

三成を見い出したと言えます。



一方、三成と言えば

大河ドラマ「軍師官兵衛」を含め

悪者キャラとして取り上げられることが

多いようですが、

やはり只者ではありませぬ...。




■忍者


上記の例は、

秀吉という相手(=対象者)の

目の前で行われた気遣いですが、

おもてなし上級者は

対象者に気付かれないよう

忍者のような動きをしていることが

ありますよネ。

(Sさんもそのお一人です)


お客さまや友人・知人にも

忍者や「くのいち」がいるのですが、

とてもカッコイイのデス!




■福島第一原発


約一年半ぶりの福島出張の際、

福島第一原発の近くまで

足を伸ばしてきました。



郡山市からクルマで東に向かい、

6号線を北上して

福島市へと移動したのですが、

道中の空き地や田畑、

そして自宅敷地内に積み上げられた

「除染土のう」の数々...。


除染作業も目にしますし、

原発に近づくにつれて

ガイガーカウンターの数値が上がっていき、

基準値を超えたことを示す警告灯が点滅して

目に見えない放射能の怖さを実感し、

3年半が経過した今でも

息が詰まってしまいそうでした。



そこから福島市へは、

双葉町〜南相馬市〜浪江町〜飯館町という

ルートで移動したのですが、

避難区域外で、以前と変わらない

暮らしをしている町があるかと思えば、

その隣町の避難区域には、人が住んでおらず、

廃墟と化していました。


またこの時期、

山々は美しく紅葉していたのですが、

そこにも放射能が堆積しており

秋の味覚のきのこ類は

ほとんど食べられないそうです。



車窓から、被災地の実情を

垣間見ながら思い出したのは、

富岡町出身の知り合いが

住み慣れた故郷を離れて

三世代バラバラの暮らしを

余儀なくされいること...。



「本当に大切なものは何なのか」

について、考えさせられた一日でした。




■これから


現在行っている「除染」は

「移染」に過ぎないことを知り

放射能の恐怖を実感したこの日。


自分の中で原発問題が

風化しかけていたことに気付きました。


エネルギー問題、日本経済の将来、

近隣諸国との関係などを考えると

問題は複雑に絡み合ってしまいますが、

自宅の近くや故郷の原発の存在に

賛成できるかというと難しいと思います。


子どもがいればなおさらです。


自分に関係のない場所ならいいのかと言うと

それも無責任な話ですし、

既にあるんだから再稼働すればいいという

意見もありますが、増加する一方の

使用済み核燃料の処理方法も気になります。



できることなら

原発に頼りたくない

原発は無くしたい

というのが私の本音です。



日本、そして世界の将来

私たちの時代だけでなく次世代、

そして人類の未来を

しっかりと考えてまいりましょう。




■TED


植松努さんのTEDです ↓

https://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY


原発問題も「だったらこうしてみたら」が

ポイントかもしれませんネ。




■編集後記


先日、古い写真を整理していて気付いたのは

随分とひげが白くなっていること。

来年50歳ですから...♪


という訳で、若返りと気分転換を兼ねて

約10年ぶりにひげを剃ってみました。


剃る前は、時折

「ひげってお手入れが大変でしょう?」

と言われていましたが、実は逆で

今は剃る面積が増えて大変です。


その内、また生やしてしまうかもしれませんが、

当面は、スッキリ爽やかモード(?)を

楽しみたいと思います (*^_^*)





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