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    「志通信」メールマガジン                  2000年4月 VOL.24

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■癌

知人が健康診断を受けたところ、癌の疑いが見つかりました。更に詳しい検査によって初期の癌であることが明白になり、先日手術を受けられました。
結構大掛かりな手術であった割には他の部位への転移も無く、短期間で退院することができたそうですが、未だ転移の可能性は残っており、今後どうなるかは運を天に任せるしかない状態だそうです。
ご本人が実際に告知を受けたのは手術後のことだったそうですが、癌が死因のトップで特別に珍しい病気ではないとは言っても、やはり自分自身が癌であるということを知らされた時は複雑な心境だったとのことでした。
ところがそんな話をしながらも、この方は以前と変わらないどころか、益々お元気そうな表情をしていらっしゃるのです。
私が「手術を受けられたといっても、以前よりも顔色がいいように見えますね」と言ったところ、「よくそう言われるんですよ。実際体調は良いですしね。告知を受けた直後はそれなりに考え込みましたけど、くよくよ考えても仕方が無いですからね。
でもね、私は癌に絶対に負けませんよ。これから癌と闘いに闘って長生きしてみせます。」という気迫のこもった力強い返事が返ってきました。
この言葉を聞いたときには涙が出そうになりました。そしてそれだけではなく、この方から「生きるパワー」をいただくことができたように感じました。


■気力

この方は周りの方にお聞きしても、以前と変わりの無いどころか、それまで以上に活き活きとしていっらしゃるようです。
私に医者の知り合いが数人おり、時々いろいろな話を聞かせてもらうのですが、自分が生死に関わる病気であることを知った時の反応は、人それぞれであり、中には自暴自棄になってしまったり、自分勝手に「やりたいことをやるんだ」といって家族に迷惑を掛けてしまうような方もいらっしゃるそうです。
何せ生死に関わることですから、私自身が同じ状況になった時にどうなってしまうのか検討もつきませんが、この方の「生きる」という気力に溢れ、「癌」という病気と正面から対峙し闘っていこうとする姿勢は素晴らしいものだと思います。
「病は気から」と言われますが、この気力によって是非共長生きをしていただき、末永く回りの方に生きるパワーを与えていただきたいと思います。


■再チャレンジ

仕事上「やると決めたらやりましょう!!」と言っている手前、自らも実践しなければならないことがチャランポランな私にとって大きなプラスになっていることは、以前私自身の「禁煙」や「ダイエット」についての話を通じてご紹介させていただきました。
その後禁煙は順調に経過しており、(今年の10月でまだ3年に過ぎないのですが…)今では煙草を吸っていたということは遠い過去の記憶となっています。ところが、どうにもうまくいかないのが「ダイエット」なのです。
ウエストのサイズは大きくなったままですし、健康診断ではコレステロールを指摘されています。
日常生活を振り返りますと、日中はお客様のところに伺い、打ち合わせや会議ではほとんど座りっぱなしですし、研修といっても立って話をする程度であり、極度の運動不足です。 その上、夜も打ち合わせや出張等で外食が多く、家で食事するのは週に数回しかありませんので、カロリーの摂取量と消費量のバランスの悪さは想像したくないくらいです。
(余談ですが、友人に対してうちの家内は私の体重が増えたことを「料理がおいしいって罪よね〜」と訳のわからないことを言っているようです…笑)
しかしながら、このような恵まれた環境では、私のウエストはすくすくと育つばかりになってしまいます。
そこで今年は思い切って、会社の近くのスポーツジムに申し込みをしました。
「せこい」私は、お金を払うと元を取ろうと思って通うだろうという情けない作戦なのです。
今のところ、「最低でも週に1度は汗を流す」という当初の思惑通りには行きませんが、できるだけ時間を作り出し、その後の経過を皆さんにも報告をしていきたいと思います。
どういう結果になることやら…楽しみにしておいてください。


■編集後記

4月と言えば、桜の季節です。「桜の木の下で一杯」といきたいところですが、ここ数年、いや5〜6年以上は残念ながら実現できていません。
以前は、「ご一緒しませんか?」と誘っていただくこともありましたが、最近はこの時期に余裕のない表情をしているからでしょうか、声の掛かることはすっかり減ってしまいました(笑)。
「桜の下で一杯」というのは、日本の良き文化が継承されている貴重な例だと思います。 騒音やゴミ、後片付け、駐車違反等様々な問題はあるようですが、新入生の入学や新入社員の入社と時期的に重なっており、行事としても定着しつつありますので、いい形で残していくことができればと思います。
日中は車の中から、また夜は帰宅時に少し遠回りして車を走らせ、夜桜を楽しんでおりますが、年に一度、素晴らしい花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれる桜に感謝し、日本の花である「桜」を、これからも大切にしていきたいと思います。

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