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    「志通信」メールマガジン       2005.6 VOL.50

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■究極の…

ある日、講演会の案内が届いたのですが、演題はなんと「究極の顧客満足」。
「気になるテーマだなー。」と思って手帳を確認すると、
丁度スケジュールが空いていたので、早速申し込みました。

講演会当日は、二泊三日研修の講師を務めてヘトヘトだったので、
そのまま会社へ帰ろうかとも考えたのですが、講演会場が近く、
時間的なタイミングも良かったので、顔を出してみることにしました。
(これがご縁の始まりでした…)


■中村文昭さん

この日の講師は、ベストセラー「お金ではなく、人のご縁ででっかく生きろ!」
の著者である中村文昭さん。

私は本の存在は知っていたのですが、実際に読んだことはなく、
本の題名から、結構お歳を召した方を想像していたのですが、
当日講師席に案内されてきた中村さんは、意外にも30代半ば位の方でした。

という訳で、私は少々斜に構えた聴講者になりつつあったのですが、
講演が始まるとその話の面白さと内容の濃さに
スッカリ引き込まれていたのでした。


■ご縁を生かす

著書のタイトルでもある「ご縁を生かす」というのは、私も大好きな言葉ですが、
そのレベルは全く違います。

例えば、中村さんの場合、新幹線で横に座った方とも、仲良くなろうと考えて
あれこれ実行されます。
いくつか作戦があるのですが、実際にどうやるのかは、
本を読むか講演を聴いてみてくださいね。
爆笑間違い無しです。

そんな中村さんの転機は、高校卒業後に訪れます。

生きる目的を探し求めて上京し、そこで知り合った田端さんという師匠の下で、
野菜や果物の行商をしながら修行をされるのですが、
途中、難事件や珍事件が多々勃発し、厳しいだけでなく、
ある種浮世離れした体験を積み重ねることになります。

その後、その経験を活かして、故郷の三重県伊勢市に戻って
ウェディングレストランの開設準備を始めるのですが、
初期投資額は2億円以上にもなり、先立つものがありません。

さあ、どうするか。

中村さんは、税務署で高額納税者リストを手に入れて、
上位の方から順番に会いに行かれます。

そして自分がどんな夢を持っていて、どんな事業をしたいと考えているのか
一所懸命に伝えていく内に、多額のお金を貸していただき、
更に保証人にまでなっていただける人と巡り合う事になるのです。


■何のために

無一文の中村さんが、どうして見知らぬ人から2億円以上もの支援を
受けることができたのでしょうか?

私の想像ですが、人柄に加えて「何のためにこの仕事をするのか」
という目的が明確だったからではないかと思います。

ウェディングレストラン「クロフネ」では、新郎新婦と30時間以上もの
打ち合わせを行って、手作りのオリジナルウェディングを提供されています。

そして、披露宴の出席者は、これまでにない感動を体験することになるのです。
広告費は一切掛けないのに、口コミでお客様が増えているというのが
その証明です。

つまり、「儲かる、儲からない」という単なる投資対象としてではなく、
新規事業の真の意味や価値を伝えることができたからこそ、
支援者が現れ、個人保証までされたのだと思います。

また中村さんは、「入口ではなく出口が大切です」とも言われます。
これは、中村さんが高校を卒業する時に、周囲の友人が目的もなく、
就職率や待遇で進路を決めていたことに疑問を感じたことがきっかけだそうで、
目先のことに左右されるのではなく、その目的に基づいて行動することが
重要だという意味です。

中村さんは、最近大学や高校、中学校で講演される機会が増えており、
そこでも「何のために」という問いを持つことの大切さを語り掛けているそうです。

大抵1〜2割は、聞く耳を持とうとしない若者達がいるそうですが、
中村さんがご自身の体験を一所懸命に伝えていると、
段々彼らの目が輝いてくるとのことで、
その話をされる中村さんの目も輝いていました。


■魂のスイッチ

中村さんのお話を聞くと、自分の体のあちこちで眠っていたり、
接触が悪くなっている「魂のスイッチ」がオンされることを実感できます。

今回、詳しいお話は意図的に書いておりませんので、是非著書を読まれるか、
講演会に参加してみてくださいね。
( http://www.kurofunet.com/ )


■編集後記

後日、知り合いの方が中村さんを講師として招かれた際に、
私が広島空港でのお出迎えを担当することになりました。

普通にお迎えしたのでは失礼になると思って、
妻にヘアーバンドを借りて頭にきゅうりを2本立て、
「歓迎!中村文昭さま」という大きな文字と、
中村さんの顔を坂本龍馬の写真に移植したポスターを張った
真っ赤なA1サイズの紙を持って出口に立っていたのですが、
(「八つ墓村」のイメージですね…分かります?)
中村さんは手荷物を預けられていたので、
最後の方で出てこられました。(涙)  

つまり、相当な数の人に私の奇妙な姿を披露することになってしまったのですが、
知り合いに出会わなかったことがせめてもの救いでした。
(もしも、私の姿を見られた方がありましたら、記憶から消し去ってくださいね)


★(号外)親バカ進之助通信vol.10

最近、進之助は「はい!」という元気の良い返事ができる様になりました。
私のDNAですね。(ふふふ)

ところが、先日私の母(進之助の祖母)が話し掛けると、
「おうっ」と返答するので、母もビックリしていました。

私には心当たりがなく、「おじいちゃんの真似じゃないの」なーんて、
容疑者探しをしていたのですが、ある時母と会話をしながら
無意識に「おうっ」と返事をしている自分に気付きました。

子供は良く見てますねー。
子供は親の鏡であることを実感した出来事でした。



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