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    「志通信」メールマガジン       2005.8 VOL.52

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■点数

企業における人財育成の話が、
子供の教育の話にまで発展することってありませんか?

私の周りでは
「テストの点数も大切だけど、それよりも自分なりの目的や目標を持って
充実した人生を送って欲しい」という意見が大多数を占めています。

テストの結果が良ければOKという偏差値偏重教育には、
やっぱり問題がありますよね。

と言うと、成績の悪い人間の言い訳に聞こえるかもしれませんが、
私はこれでも小学校〜中学校時代は結構成績が良かったんですよ。

時には、テストで高得点を獲得して先生や友達から絶賛されたこともあるのですが、
実は一夜漬けだったので、勉強の本来の面白さや努力の積み重ねの大切さに
気付くことはありませんでした。
やっぱり結果だけでなくプロセスも重要ですよね。

私の場合、学生時代よりも今の方が断然目的が明確ですので、
よく勉強していますし、学びを楽しんでいます。

学生時代にこの位勉強してたらなあ…。


■業績

さて先程の子供の教育のお話、企業に当てはめた時にはどうでしょうか?
まずは業績(=点数)が目的になっていないか検証してみる必要があります。

と言うのは、子供の教育においては同意見でも、
いざ仕事になるとプロセスよりも「短期の売上・利益偏重」に
陥っているケースが少なくありません。

「子供の教育と会社の人財育成は別物だよ」という声も聞こえてきそうですが、
私は基本的には一緒だと思います。

「いやいや、うちの会社は数字よりも人を大切にしているよ」
と言われる場合であっても、会議で「今月の売上はどうするつもりなんだ」
といった数字中心の話ばかりをしていたのでは、
部下に言わせれば「なんだ本音は人を育てることじゃなくて数字じゃないか」
ということになってしまいます。(それはそうですよね)

誤解のないようにしていただきたいのですが、もちろん数字は大切です。
ただ、その数字を作るのは人財であり、
その人財が日々行うプロセスが結果として現れるのが業績なのですから、
会議ではそのプロセスの質が向上し、長期的に利益を生み出すこと、
またその確実性を高める話をしなければならないのです。

「それを考えるのが営業の仕事でしょう」というのもよく耳にする話ですが、
少なくとも中小企業では、トップがそこに関わっているかどうかの差が
社風や業績の差と一致していることが多いようです。


■天才育成法

バグジーの久保社長に教えていただいた
小林正観氏の「天才たちの共通項(宝来社)」。

この本には、エジソンやチャップリン、福沢諭吉や野口英世・美空ひばりなど
国内外の天才を育てた母親の教育法が紹介してあります。

例えば、エジソンの母親は、

1.子供が素晴らしい力を持っていることを心から信じる
2.それを言葉や態度で子供に伝え続ける
3.子供の興味を尊重して夢中になっていることを十分にやらせる

この3つのことを通じて、エジソンの潜在能力を引き出していったそうです。

また、お釈迦様は、「人物を作る3つの要素」として、
「1.貧乏」、「2.読書」、「3.母親の感化」を挙げられています。

この「貧乏」とは、経済的に困窮しなければならないという事ではなく、
お金の価値を正しく知ることであり、「読書」は知的好奇心の刺激です。

「母親の感化」は子供が母親の影響を最も大きく受けるという事実を認識することです。
また父親の役目は、その環境を整えることと、
一定の時期が来たら母の子離れをさせることであると書いてあります。

その他、納得してしまうお話が満載ですので、
ご興味のある方は、宝来社HPをご覧ください。
( http://www.358.co.jp/ )


■編集後記

お盆に高校時代の同窓会を行いました。
数年前から少しずつ準備していたこともあり、
100名余りが参加しての大盛会となりました。

同窓会では、お互いに呼び捨てで名前を呼んだりと、遠慮がなくていいものですね。
高校時代に話をしたことのない人とも自然に会話が出来て、不思議な感じがしました。

それに、私がすっかり忘れていた悪事の数々を丁寧に教えてくれる者もいて、
本当に友人とはありがたいものだと実感した次第です。(笑)

当時、ジャニーズ系(?)と言われていた私は、
20数年ぶりに再会した友人から、「誰?」と怪訝な顔で見られる場面があり、
見事に「とても同級生には見えないチーム(老け組とも言います)」
のメンバー入りを果たしました。

5年後の次回は、もちろん「年相応チーム入り」をめざします♪


★(号外)親バカ進之助通信vol.11

私が「進之助〜」と呼ぶと、進之助は「はい、父上!」
という返事ができるようになりました。(もちろん敬礼つきです)

祖父母もその様子を見て楽しんでいるのですが、
祖父は「ジジ上」、祖母は「ババ上」になってしまいました…。

さらに新しい技も編み出しています。
と言うのは、私や家内に怒られたり、自分のわがままが通らない時には、
目をつむって「プイッ」と横を向き、何も聞こえない振りをするのです。

時には白目を見せて、座頭市に変身することもあります。

これをやられるともう可笑しくて怒る気になりません。

皆さんも家庭や会社や取引先で風向きが悪くなったら、
この技を使ってみてくださいね。
もちろん後でどうなるかは保障しませんけど…(笑)


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