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「志通信」メールマガジン 2009.2 VOL.94♪

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■死生

「死を考えることによって、生を考える」

今年を、そしてこれからの人生をより良く生き、
価値あるものにしていくために
遺書をしたためました。


■遺書

人生を全うするにあたり、
これまでお世話になった方々に御礼とお詫び、
そして感謝を申し上げたいと思います。


まずは、両親に…。

7年前に亡くなった親父へ、
生前は本当に迷惑ばかり掛けました。

10代後半に親父の胸倉を掴んだこと…

浪人時代に勉強もせず遊び呆けて
パチンコ屋に通っていた時に、
背後から「何やっているんだ!」
という声が聞こえ、
振り向くと親父が立っていた時は、
最高に気まずい思いをしました。

10年前に、検査でガンが発覚し、
最後は闘病生活に…。

亡くなる直前、
夜病室に泊まり込んで二人きりになった時に、
勇気を出して
「これまでいろいろとありがとう」
と言えた事が私にとってせめてもの救いでした。

学生時代に帰省した時、二人で飲みに行って、
人生で最高に酔っ払ったこともイイ思い出です。

そちらの世界では、
ご先祖様と一緒にお酒を飲んで語り合いたいです。


おふくろへ…

あなたからは、
母親の無償の愛を教えてもらいました。

なのに、
つい、いらないことを口にしてしまったり、
キツイ言い方をしてしまって、
いつも後で反省してはいたのですが、
素直になれなくてゴメンね。

事ある毎に
「ありがとう」と両手を合わせる姿は、
私にとって観音様のような存在でした。

最後に、

「生んでくれてありがとう」
「育ててくれてありがとう」

をちゃんと伝えたいと思います。


学校や社会で出会ってきた友人・知人へ…

わがままで自分勝手な私に
付き合ってくれてありがとう。

一緒に遊び、楽しみながら、
そして助け合い、傷付け合いながら、
学んだことは数限りがありません。

ありがと〜!


仕事で知り合ったお客様やパートナーの方々へ…

仕事柄と言っては、言い訳になりますが、
失礼な発言も多々あったかと思います。

今思い出すと、顔から火が出そうな出来事が
多々ございました。
お詫び申し上げます。

しかしながら、これらの出来事や
励まし・助言、時に厳しいお言葉が、
自分を見つめ直すきっかけとなり、
私なりに成長できたことは間違いありません。

心より御礼申し上げます。


また感動コミックの題材となっていただいた

「バグジーさん」、「テラ・ルネッサンスさん」、
「沖縄教育出版さん」、「山元加津子さん」、
「陽なた家さん」、「植松努さん」

の皆さまからは、人として大切なことを
たくさん教えていただきました。
ありがとうございます。

私がこの世から去っても、
感動コミックを通じて、
一人でも多くの人に
伝わっていくことを願っています。


そして、インフィニティファミリーのみんなへ、

あなた達は、私にとって
家族の次に大切な存在でした。

つい弱気になってしまいそうな時にも、
あなたたちの顔を思い出すと、
もう一踏ん張りすることができました。

ちゃらんぽらんで至らない社長でしたが、
私はとっても幸せでした。

ありがとう!!


玲子へ…

中学校の同級生であるあなたと再会し、
約半年で結婚を決めましたが、
「見えざるものの意志=運命の赤い糸」
を感じました。

やりたい放題だったし、
出張で留守にすることが多くて
家のことは任せっぱなしだったのに、
文句も言わず、
いつも支えてくれたことに感謝しています。

おふくろの面倒をあそこまで見てくれるとは…
できた嫁でした。

玲子を生み、育ててくださった義理の父母、
そして玲子のご先祖様にも感謝です。


進之助へ…

37歳の時、結婚6年目にして
人生最高のプレゼントがやってきました…

それはもちろんあなたのことです。

「目に入れても痛くない」
という言葉の意味を実感することができて、
とても嬉しかったよ。

家にいることが少なくて、
あまり遊んでやれなかったけど、
それでもキャンプや旅行など、
イイ想い出ができました。

ありがと♪

「進之助」という名前には、
「進んで人を助ける人になりますように」
という願いが込められています。

これから、たくさんの人を幸せにして、
世の役に立って、自分も幸せになってね。


兄ちゃん+おねえ+甥っ子の俊哉&樹生君、
そして親類の皆さまへ。

破茶滅茶な私は、これまでみなさんに
心配ばかり掛けてしまいましたが、
ご迷惑ついでに、
うちの家族をよろしくお願いします。


最後になりますが、
私が多少なりとも「感謝」できるようになったのは、
これまでにご縁をいただいた皆さんのお陰です。
本当にありがとうございました。

また来世での再会を楽しみにしております。


田原 実


■編集後記

実は、数年前に一度
遺書を書きかけたことがあったのですが、
途中で涙が止まらなくなって中断していました。

半年前の健康診断で引っ掛かり、
初めてCT検査を受け、
再検査も含めて異常はなかったのですが、
少しリアルに「死」を意識し、
何かが変わったように感じます。

それと最近、
「いのちの語り手バンク」の佐藤律子さんと
メル友になったのですが、
佐藤さんは子どもさんを病気で亡くされた方で、
仲間の方と「いのちの灯台」という本も出されています。

http://www.cypress.ne.jp/donguri/contents/kouza/demae_i/index.html

やりとりをさせていただく中で、
考えさせられることが多々あり、
結論としては、私のテーマである
『幸せ菌の蔓延による幸せ最大化』
のスイッチが入ってしまったようです♪

やるぞ〜!!



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