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「志通信」メールマガジン 2009.5 VOL.97♪

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■初「福島県」


東京駅から新幹線に乗り、
途中、雄大な那須高原や
田園風景を眺めながら、
生まれて初めて福島県へ。

広島出身で、福島で顔晴っておられる
半田真仁さんとの出逢いが
きっかけとなり、
半田さんのステキな仲間の皆さんとも
ご縁をいただくことができました。

感謝〜!

(詳しくは、ブログをご覧くださいネ)

http://goodcom.jugem.jp/



■会津


最終日は、あまり時間がなかったので、
一番行きたかった
旧会津藩校の「日新館」へ直行。

会津の教えと言えば
「ならぬことはならぬ」。

今の日本が失いつつある言葉ですね。

武士道精神に触れて、
身が引き締まる思いでした。



■六科


六科(りつか)とは、
修行に取り組む心構えのできている
六名の例を示したもの。

時代が違いますので、
田原流現代風アレンジ版で
ご紹介したいと思います。


一.

仕事力だけでなく
人間力を養うことによって、
物事をわきまえており、
会社や経済、政治の道も知っており、
周囲の人物の優れているところを
見つけ出せる人。

二.

人を心から愛し、物を大切にし、
人々を良い方向に教え導き、
周囲の人の気持ちを安らかにする人。

三.

日本民族固有の伝統を大切にして、
感謝行の実践を心がけ、
縁起の良いことや悪いこと、
また社会の古き良き規定や習慣を
よく知っていて、
出費がかさむことも、
あるいは思わぬ利益を
得ることがあろうとも、
万事に私利私欲がなく慎み深い人。

四.

人格や徳行にすぐれ、
尊敬されてきた古(いにしえ)の
理想的な人物を理解し、
時と場所をわきまえて
物事を実行し、
いざ苦難の時がやってきても
困らぬよう、
日ごろの鍛錬を怠らず、
落ち着きがあって勇気があり、
思い切りのよい人。

五.

誠意を持って、
まるで自分のことのように
相手に力を貸し与え、
身代わりに仕事をすることも
いとわない素直な気持ちを持ち、
辛い状況にある人を
立ち直らせることのできる人。

六.

集団の中で、
対立や仲間はずれにされることがなく、
物事の道理に逆らうこともなく、
また、人の才能を開花させ、
指導できる人。



■六行


「六行」とは、
模範となる人物の行いを示したもの。

(こちらは原典でご紹介します)


一.

大いに、父母に孝行する者。

二.

大いに、父母の言うことを聞き、
兄弟仲良くし、年上の人を尊敬し、
幼い者をかわいがる者。

三.

大いに、家の者および
親類縁者と仲良くできる者。

四.

大いに仲間をつくり、
お互い仲は良くとも
付き合いのけじめを忘れない者。

五.

友人から信頼され、
仕事を任され、
しかもその仕事を長く担当できる者。

六.

親類縁者や友人が、
災難や病気にかかり、
あるいは金銭的に困っているときに、
心から心配し
金品を差し出すことができる者。



■許可


このような話や
古き良き日本が
大切にしていたものを、
これまでも知らなかった訳では
ありませんが、
最近まで
本当の意味で心に入ってきて
いなかったように思います。

その理由の一つは、
現実の自分と
あまりにもギャップがあるために、
自分自身に「変わる許可」を
出せていなかったこと。

今は、少しでもいいから進歩したり、
成長すればいいと考えているので、
許可出しまくりモードです♪

二つ目の理由は、
一言で言うと
「感謝不足」だったこと。

最近、少しは
感謝の心が芽生えたせいか、
お役立ちやご恩返しをするために、
少しずつでいいので、

「変わっていきたい」
「変わっていかなきゃ」

と思えるように...。



福島県には、
厳しい冬の季節があるせいか、
それを乗り越えるために
一人ひとりが顔晴り、
互いが助け合い、
連帯するDNAがあるように感じました。


熱い福島県の今後に期待すると共に、
広島と日本を熱くする決意です!



■相田みつをさん


出張の合間を縫って、
東京駅隣接の
相田みつを美術館へ。


相田みつをさんは、
1924年栃木県足利市生まれ。

感受性豊かな時期に、
第二次大戦で
二人のお兄さんをなくされたこと。

最初の勤務先で、
正義感のあまり、
不正行為を内部告発して、
夜暴漢に襲われて
瀕死の重傷を負ったこと。

書道家として
数々の賞を獲得されながらも、
その栄光を捨て、
自分のスタイルを確立する道に進まれ、
60歳位までの数十年間
苦労の連続で、
ようやく日の目を浴びた約7年後の
67歳で亡くなられたこと。


このような背景を知り、
波乱万丈の人生の中で
自分と向き合い、
そこから絞り出されるように
書が生まれていたことが、
染み入るように伝わってきました。


この美術館、
一人で行かれることを
オススメします。



■編集後記


以前、五日市剛さんが
講演で紹介されていたのが、
「親愛なる子供たちへ」。

http://www.teichiku.co.jp/artist/higuchi/disco/cg17_lyric.html

http://www.youtube.com/watch?v=VIys43kR5S0


最近、涙もろい私です…。



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