【小学生対象】ヒロシマ平和メッセージ(作文)コンテスト

【小学生対象】ヒロシマ平和メッセージ(作文)コンテスト、受賞者発表ページ


この度は、「ヒロシマ平和メッセージ(作文)コンテスト」にたくさんのご応募をいただきましてありがとうございました。またコンテストをご紹介いただきましたマスコミ各社の皆様、その他、多方面からご支援・ご協力をいただきまして、ありがとうございます。厚く御礼申し上げます。

このコンテストを通じて、小学生の子供達の平和に対する純粋な気持ちに触れることができ、私達も大変感謝しております。

甲乙付けがたい力作ばかりでしたが、厳選なる審査の結果、受賞作品を選ばせていただきました。
受賞者の方、おめでとうございます。 以下に受賞作品をご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

ヒロシマから、全世界に平和の輪が広がることをお祈りしております。
ヒロシマ平和メッセージ(作文)コンテスト事務局
木戸祐子



コンテスト受賞作品のご紹介


【最優秀賞】  ・・・  佐藤 紗貴さま 富山市立光陽小学校4年 (富山県)




「平和を願って」

 今年の七月に、家族で広島に出かけました。私が住んでいる富山からは、とても遠いけれど、どうしても行きたかったのです。
 私は昨年の秋に、一さつの絵本に出会いました。題名は、「さだ子と千羽づる」です。東京のおばあちゃんが、広島に行った時に買ってきてくれたものでした。

 主人公の佐々木さだ子さんは、原ばくのために白血病になり、十二才で命を失ってしまいました。さだ子さんと同じような苦しみを受けた子どもたちが、たくさんいたことを知りました。そして、「原ばくの子の像」のことも知ったのです。

 私はこの像が見たくなり、千羽づるを折って広島に届けに行きたいと思いました。原ばくや戦争によって、命をうばわれてしまった世界中の子どもたちが、安らかにねむれるように、もう戦争を起こさないようにと、真心をこめて折りました。そして、私も届けることができたのです。たくさんの人たちに協力してもらい、やっとできた千羽づるでした。

 戦争中の子どもたちは、学校に行きたくても行けない。遊びたくても生活するために、お手伝いをしなければならなかった。でも、今の私たちは、学校で勉強したり、友達と遊んだり、おいしいものをおなかいっぱい食べたりと、あたりまえのような毎日を送っています。こういう生活こそが、すごく幸せで平和なことなんだと感じました。

 絵本に出会わなかったら、広島に行っていなかったら、私は戦争のことを知らなかったかもしれません。けれど今年の夏、世界には今も戦争のために死んでいる子どもたちがいることを知りました。そして、平和の大切さを知ったのです。今、できること。私が知ったことを伝えることから始めていこうと思います。



【優秀賞】  ・・・  室田 修平さま 広島市立大河小学校2年 (広島県)




「ヒロシマと平わ」

 8月6日に、ぼくは、家ぞくとはかまいりにいきました。なぜかというと、8月6日は、げんばくきねん日で、ひいじいちゃんのめい日だからです。

 お寺についたら、まず花をかって、せんこう、マッチなどをかりて、バケツに水をくんで、ひいじいちゃんのおはかにいきました。はかいしをさわってみるとすごくあつかったです。お父さんとぼくは、ひいじいちゃんのはかいしに水をかけました。はかいしのまわりが水びたしになるくらい、なん回もなん回も、水をかけてあげました。ひいじいちゃんは、きもちよくなってくれたかな?と思いました。

 ぼくは、ようちえんのころに、はじめて、お父さんからげんばくの話を聞きました。そのときはあまりよくわかりらなかったけれど学校の平わしゅう会で、よね田先生のげんばくの話を聞いて、げんばくのおそろしさがわかりました。
 あんなげんばくが、ヒロシマに、おちなければぼくはひいじいちゃんに会えたのにと思いました。こんなげんばくを世界からなくしたいです。



【優秀賞】  ・・・  盛中 遥奈さま 呉市立渡子小学校4年 (広島県)




「平和を守るためにできること」

 わたしは、今日、平和学習をして、とてもおどろきました。なぜかというと、やけ野原の写真をみたり、人かげの石を見たり、八時十五分にとまったかいちゅう時計や、とけた一しょうびん、三輪車、つめとひふ、やけどした女の人、まっ黒な弁当箱などを見たからです。

 その中で、印象に残ったことは、三輪車です。その三輪車は、ただの三輪車じゃなく、くろこげた三輪車です。その三輪車はしんちゃんという、男の子の物で、本当にあっしんちゃんと三輪車についてのお話があって「しんちゃんの三輪車」というお話しでそれもとても悲しいお話でした。

 その話は、最初三輪車がなくて泣いていたしんちゃんに三輪車がとどいてとてもうれしそうに乗っていたしんちゃんの所にげんばくが落ちてしまって三輪車だけが残ってしんちゃんがどうなったかはわからない。というお話しでやっと三輪車に乗れたのにしんちゃんは死んでしまってとてもかわいそうだな。と思いました。まだしんちゃんは三才なのに、死んでしまってとてもかわいそうだなと思いました。

 そして、それにくらべると、わたしたちは、たとえびんぼうだったりしても、平和なんだと感じました。そしてせんそうというものはとてもこわいのでもしこれからせんそうをするということがあったら、どうどうとそれを反対できる人になりたいなと思いました。

 そして、はんざいや 人がいやな気持ちになったり、あるいは、大けがをしたり、命をなくしてしまったりすることは、ぜっ対しないようにしようと思いました。そして、自分の命も大切にしていこうと思いました。



【佳作】 (50音順)

・  角 有紗さま小学校3年生(広島県呉市)
・  川崎 佑太さま小学校5年生(広島県広島市)
・  向井 千絵さま小学校4年生(広島県呉市)
・  山本 蛍太さま小学校5年生(広島県広島市)
・  I.Mさま小学校4年生(東京都昭島市)


小学生対象「ヒロシマ平和メッセージ(作文)コンテスト」応募要項


【小学生対象】ヒロシマ平和メッセージ(作文)コンテスト





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